学校の,大切な,役割の,ひとつが,これだ。
quote:MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボのネグロポンテ氏のチームによる取り組みは,OLPC(ワン・ラップトップ・パー・チャイルド)の計画をより強く進めている。100ドルのラップトップを作るために,これまでに生産経費を130ドル未満にまで絞り込んだ。節約のためにOSは無料のリナックスを使い,フルカラーで無線でのネット接続ができる。グーグル社やAMD社を含む5つの会社のスポンサーは,OLPCに200万ドルを補助している。マサチューセッツ州のミット・ロムニー知事は州の50万人の中高生にラップトップを配布する5400万ドルの計画を提案した。
過去記事でもとりあげたこのニュース,少しずつ前進していて,やはり実現してくれるように強く願ってしまう。金があるからネットが使える,という環境はふさわしいものではない。すべての学校(小学校から大学までのすべて)は,校内で生徒・学生が自由にWi-Fiで接続できる環境を整えるべきであるし(それがないような場所はもう学校とは呼べない),それに接続するためのデバイスはできる限り安価ですべての生徒・学生に提供されるべきである。それが生活のためにも,学習のためにも,それ以上に,生きるために,必要なんだ。
いままでは,図書館が同じような役割をになっていた。いつも手元に置いておいて参照するような本は買うことを求められたが,でも,多くの本と出会う機会は,学校の図書室や公立の図書館が与えてくれることが多かった。それと,まったく,同じように,ネットワークが与えられるべきときが来ている。生きる,ということは,ネットワークを使用するということと同義である。そしてネットワークには,すべての情報が保管されている。学校は,すべての子どもにそれを与えるために存在するもの,である。
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